EDRの比較選定にも有効な第三者機関による製品評価

本ブログではこれまで、さまざまな観点からサイバーリーズン製品の特徴や優位性を紹介してきました。しかし製品の開発元や販売元が自ら優位性をアピールしても、若干説得力に欠けるところがあるかもしれません。また、EDR製品導入時の比較選定においても、製品提供元からの情報だけでは、比較しづらいかと思います。

その点、第三者機関による製品やベンダーの評価であれば、より客観性が担保され、EDR製品の比較にも有効となるでしょう。現在、国内外の数多くの調査会社や評価機関が、さまざまなベンダーや製品の売り上げやシェア、機能評価などを中立の立場から行っています。IT製品の導入を比較検討する際には、こうした第三者機関が提供する情報を参考にすることで、ベンダーの売り文句に惑わされることなく製品を比較し、その時点で最も優れた製品を選定することができるでしょう。

なおサイバーリーズンの製品は、これら複数の第三者機関から高く評価されています。ここでは、国内の主要な調査会社による評価の内容を簡単に紹介してみましょう。

ミック経済研究所

株式会社ミック経済研究所は、ICT分野の幅広い分野において市場調査のサービスを提供する会社です。同社が2018年9月に発刊した「【エンドポイント型脅威対策編 2018年版】サイバーセキュリティソリューション市場の現状と将来展望」は、国内のセキュリティソフトウェアベンダー、セキュリティ専業ベンダー、総合ITベンダー27社を対象に、「アンチウイルス・アンチマルウェア」「次世代エンドポイントプロテクションプラットフォーム」「不正PC検知・排除アプライアンス」「検疫ネットワークツール」の4分野それぞれにおける出荷金額やシェアなどの調査結果を公開しています。

同調査では、近年の高度化・巧妙化する一方の標的型攻撃ランサムウェアなどに対処するために、既存の入口・出口対策だけでなく内部対策としてエンドポイントセキュリティ強化に乗り出す企業が増えており、エンドポイント型脅威対策ソリューション市場は今後引き続き成長を続けていくという見通しを示しています。

なお、同調査の「次世代エンドポイントプロテクションプラットフォームの出荷金額(EDRメーカー出荷)」という調査項目において、弊社のEDRソリューション「Cybereason EDR」が国内シェア1位を獲得しました。Cybereason EDRの国内提供が始まったのは2016年3月ですが、早くも2017年の同調査ではシェア2位を獲得し、そして今回晴れてトップシェアを獲得しました。

このことから、日本においてCybereason EDRが急速に認知度と評価を高めていることがうかがえます。
※出典:株式会社ミック経済研究所「2018年9月10日【エンドポイント型脅威対策編 2018年版】サイバーセキュリティソリューション市場の現状と将来展望」

IDC Japan

IDC Japan株式会社は、米国に本社を置く大手調査企業IDCの日本拠点として、IT分野の市場調査や市況分析などのサービスを提供する会社です。同社が2018年9月に発行した「国内標的型サイバー攻撃対策ソリューション市場シェア、2017年:エンドポイントソリューションの発展」には、日本国内におけるセキュリティベンダー各社のシェアや売り上げをさまざまな切り口で調査・集計した結果が掲載されています。

前回の同調査では、サイバーリーズンは「国内標的型サイバー攻撃向け特化型脅威対策製品市場(エンドポイント製品) ベンダー別 売上額/シェア」において10.7%を占め、第3位に位置付けられていましいた。そして今回の調査において、対前年比351.1%と非常に高い成長率を示した結果、26.9%というトップシェアを獲得しました。この結果から、サイバーリーズンが国内のエンドポイントセキュリティ製品市場において急速にシェアを伸ばしている様子がうかがえます。

なお同調査では、「注目すべきベンダー」としてサンドボックス型セキュリティ製品のトップベンダーであるファイア・アイ、エンドポイントセキュリティ製品ベンダーのクラウドストライクとともに、サイバーリーズンの名前が挙げられています。セキュリティ対策全般においてエンドポイント対策の重要性が増していること、そして特にサイバーリーズンの製品・技術に対する注目が高まっていることを示しているといえるでしょう。
※出典:IDC Japan 株式会社 2018年9月発行「国内標的型サイバー攻撃対策ソリューション市場シェア、2017年:エンドポイントソリューションの発展」

アイ・ティ・アール(ITR)

株式会社アイ・ティ・アールは、IT分野におけるリサーチとコンサルティングのサービスを提供する会社です。さまざまなIT分野ごとに、同社が独自に行った市場調査の結果を定期的に調査リポートとして発刊していますが、2019年1月に発行された「ITR Market View : エンドポイント/無害化/インターネット分離市場 2019」もその1つです。

エンドポイントセキュリティ対策を中心に、8分野のセキュリティ製品市場における国内セキュリティベンダーの売り上げ実績・予測、さまざまなセグメント別に集計したデータ、市場の年平均成長率(5ヵ年)、市場分析、調査対象ベンダー45社のプロファイルなどを掲載しています。

これによると、国内のEDR製品市場は、企業からの注目の高まりや、新規ベンダーの市場参入などにより市場が活性化した結果、2017年度の市場規模は前年度比で約2.5倍にまで成長したとのことです。また、サイバーリーズンは、同リポートの「EDR市場:ベンダー別売上金額シェア(2017年度)」において第1位を獲得しました。

ITRの同調査結果も、ミック経済研究所およびIDC Japanの調査と同様、日本国内におけるEDR市場の急成長と、その中でもサイバーリーズンが急速に存在感を増している実態を如実に表しています。
※出典:株式会社アイ・ティ・アール 2019年1月発行「ITR Market View : エンドポイント/無害化/インターネット分離市場2019」

このようにさまざまな第三者機関によって、サイバーリーズンは「現在日本国内において最も売れているEDR製品である」との評価を受けています。近年はどのベンダーのエンドポイントセキュリティ製品も機能が一通り出揃い、カタログスペックの比較だけではなかなか製品を評価しづらくなってきています。そんなときには、こうした第三者機関の評価を参考にしてみるのもいいかもしれません。

「次世代エンドポイント(EDR)のメリット」とは? Cybereasonの関連情報を公開中

CybereasonのEDR(Endpoint Detection and Response)プラットフォームが提供する7つのユニークな機能をご紹介するホワイトペーパーを公開しております。ぜひご活用ください。
https://www.cybereason.co.jp/product-documents/input/?post_id=1033

ホワイトペーパー:次世代エンドポイントのメリット