サイバーセキュリティは、どの側面からでも可能な限り簡素化するべきです。ほとんどの場合、システムはシンプルであるほど、より安全です。

同様に、複数の保護制御をより統合された1つのプラットフォームに統合できる場合はいつでも、それを実行するべきです。だからこそ、セキュリティ業界に見られる傾向、つまり商用プラットフォームでのエンドポイントセキュリティとモバイルデバイスセキュリティの統合を大いに歓迎しています。

総体的な目的は、共通のインターフェイスを備え、複合分析をサポートする統合プラットフォームに、エンドポイントセキュリティとモバイルデバイスセキュリティの機能保護および管理制御を接続できるようにすることです。

2つのドメイン間でデータ分析を統合する能力は過小評価できません。複合分析は、両タイプのデバイスに影響を与える攻撃の兆候を暴くことができます。

このプラットフォーム統合の兆候は何回か目にしてきましたが、長年の同僚であるサイバーリーズンのSam Curryとの技術的な議論の中ですべてが具体化してきました。

このテーマに対するSamの個人的な興味だけでなく、彼の勤務先であるサイバーリーズンも、価値提案としてエンドポイントとモバイルの統合を促進しています。

そのため、Samの洞察力はほとんどのセキュリティ専門家の洞察力を遙かに超えています。

Samはこう述べています。「長年にわたり、エンタープライズセキュリティチームとそれに対応するITチームは、エンドポイントの保護とモバイルデバイスの管理の間に存在する運用上および組織上のギャップに取り組んできました。これは、ローカルのエンタープライズセキュリティチームまたは民間業者のいずれかによるセキュリティプラットフォームの統合が極めて歓迎すべき前進であることを意味します。」

企業内のIT管理グループとセキュリティ分析グループが共通のプラットフォームを介してより密接に連携する可能性があるという考えは魅力的です。これらのグループとそれぞれのデバイスインフラストラクチャは、あまりにも長い間、責任と予算に関して切り離されてきました。その結果、サポートとセキュリティにギャップが生じます。したがって、統合は素晴らしいアイデアなのです。

エンドポイントセキュリティは時間をかけて進化してきましたが、最近の統合に加え、モバイルコンピューティングへの依存度の高まりにより、今や統合セキュリティプラットフォームは両ドメインをサポートするように進化しています。

ホワイトペーパー「エンドポイントセキュリティとモバイルセキュリティの統合」

本レポートでは、PC・サーバーなどの従来型デバイス向けの次世代エンドポイントセキュリティ(EDR・EPP)に新たに登場したモバイルセキュリティと統合することを提案しています。

このような統合は、いくつかのセキュリティプラットフォームプロバイダーが計画している方向性と一致していますが、これを実現するためには、ITおよびセキュリティチームにおいてエンドポイント管理チームとモバイルデバイス管理チーム間のコミュニケーションギャップや資金ギャップを埋める必要があります。
https://www.cybereason.co.jp/product-documents/white-paper/4695/

ホワイトペーパー「エンドポイントセキュリティとモバイルセキュリティの統合」