Trustwave社は、2024年のIDC MarketScapeによるWorldwide Emerging Managed Detection and Response(MDR)Services部門のベンダー評価(文書番号US50101523、2024年4月)において、リーダーに選出されました。
Cybereason Inc.とTrustwaveは、2024年11月に合併契約を発表しました。

「IDC MarketScapeベンダー分析モデルは、市場でのICTサプライヤーの競争力を示すために設計されています。このモデルは、定性的および定量的基準に基づく厳密なスコアリングシステムを使用し、各ベンダーの市場ポジションを図解で示します。能力スコアは、短期的な製品、市場戦略、事業実行を評価し、戦略スコアは、3〜5年のスパンでの顧客要件に対する整合性を評価します。ベンダーの市場シェアは、アイコンの大きさで視覚的に表現されます。

このレポートでは、「積極的な脅威の検知と対応を優先するすべての規模と業界の組織は、Trustwave社のMDRサービスを検討すべきだ」と結論付けています。

IDC MarketScapeのレポートで注目されたのは、Trustwave社のSpiderLabs部門です。SpiderLabsは、MDRサービスの核となり、最先端の脅威インテリジェンスと研究能力をTrustwave社に提供し、積極的な脅威検知と対応を実現します。また、SpiderLabsの脅威ハンティングとマルウェア分析の専門知識が、複雑な脅威の特定と軽減を強化しています。

Trustwave社のCEO、Eric Harmonは次のように述べています。
「このレポートでリーダーに選ばれたことは、世界クラスのSpiderLabsの専門知識と業界トップのセキュリティオペレーションプラットフォームが評価された結果です。これは、Trustwave社の革新への継続的な取り組みを証明しています。お客様に比類のないサイバー防御を提供し、更なるリスクの軽減、サイバー脅威への防御強化に専念していきます。」

「Trustwave社は純粋なマネージドセキュリティサービスプロバイダーとして、セキュリティアドバイザリーと評価サービスに加え、広範なマネージドセキュリティサービスを提供しています。これには、24時間365日のセキュリティ監視、脅威検知、対応、およびセキュリティ調整を含むマネージドSOC/SIEMと統合されたMDRが含まれます」。

さらに「MDRの核である、Fusion Platformはリアルタイム分析と機械学習エンジンを備え、セキュリティのオーケストレーションと自動化を実現します」と付け加えています。

Fusion Platformは、Trustwave社のMDRサービスの要であり、お客様にセキュリティ体制の状況を知らせる中核的な要素です。クラウドベースのこのプラットフォームは、Trustwaves社のマネージドセキュリティサービス、製品、サイバーセキュリティ提供の基盤となります。さらに、お客様のデジタル資産をTrustwave社のデータレイク、高度な分析、実用的な脅威インテリジェンス、幅広いセキュリティサービス、製品、精鋭チームSpiderLabsで構成された強力なセキュリティクラウドに接続します。

Trustwave社のMDRサービスは、二層構造を採用しています。基本層はエンドポイントテレメトリによる高度な検知と対応に重点を置き、エリート層では追加のSpiderLabsサービス、カスタムMTTRサービスレベル契約、高度な対応を含む充実したサービスを実現しています。

IDC MarketScapeはさらに次のように述べています。
「Trustwave社は、Microsoft Intelligent Security Association(MISA)の初期メンバーとして、卓越したMicrosoftの専門知識を提供し、お客様がMicrosoftのセキュリティ投資を最大限に活用できるよう支援しています。」

IDCは2022年6月のIDC Linkコメントで、Trustwave社のSecurity Colonyについて言及しました(文書番号 US49298622)。Trustwave社は、新しいMDRオファリングにSecurity Colonyを追加し、進化したクラウドソーシングを導入しました。

IDC MarketScapeは次のように述べています。
「Trustwave社が提供するユニークなサービスとして、すべてのMDRお客様が利用できるSecurity Colonyがあります。これは、CISO(最高情報セキュリティ責任者)向けに設計されており、グローバルなサイバーセキュリティコンサルティングから得られた豊富なツールキット、ガイドライン、プレイブック、評価機能を提供します。」

MarketScapeの定義

2024年のIDC MarketScape for Worldwide Emerging MDR Servicesの評価には、ベンダーは以下のMDRサービスのいずれかを提供する必要がありました。

  • ピュアプレイMDR/マネージド拡張検知および対応(MXDR)
  • マネージドエンドポイント検知および対応(EDR)
  • マネージド脅威ハンティング
  • マネージドセキュリティ情報およびイベント管理(SIEM)
  • マルチリージョンの展開:MDRサービスプロバイダーは、北米、LATAM、EMEA、およびAPAC以外の複数の地域に顧客を持つ必要があります。

IDC MarketScapeレポートはMDR市場が、サイバー脅威の高度化と増加に伴い、顕著な成長を遂げていることを強調しています。この脅威の高まりにより、自社でMDR能力を開発する余裕や時間がない企業がMDRサービスプロバイダーに頼るようになっています。

さらに、MDRサービスはサイバーセキュリティのスキルギャップを埋めます。脅威の検知と対応をMDRプロバイダーにアウトソーシングすることで、企業は専門的なスキルと知識を持つサイバーセキュリティの専門家チームにアクセスできます。これにより、企業は高額なセキュリティ専門人材を採用、維持せずに、セキュリティオペレーション(SecOps)を強化ができます。

Trustwave社のMDRサービスの特長

Trustwave社のMDRソリューションは、脅威の高度化と攻撃の増加への対処のため、企業が安全かつ強靭であるために必要なすべてのサービスを統合した強力なソリューションです。

■サービス内容

■Trustwave社について
Trustwave社は、サイバーリスクを軽減し、破壊的な損害を与えるサイバー脅威から組織を守る、世界的に認められたサイバーセキュリティのリーダーです。包括的な攻撃および防御サイバーセキュリティポートフォリオは、他社が検知できないものを検知し、より迅速かつ効果的に対応し、お客様の投資を最適化し、セキュリティの回復力を向上させます。詳しくは、こちらをご覧ください。

【ホワイトペーパー】有事を見据えたセキュリティ運用とは?〜攻撃事例から学ぶサイバー脅威対策〜

サイバー攻撃は進化を止めず、その被害は組織の存続さえ揺るがす時代。

昨今、特に注意しなければならないのが、サプライチェーン攻撃の新たな手法です。標的となる組織のセキュリティが堅固となってきたため、セキュリティが手薄な別の組織を踏み台にして標的組織を攻撃するというように、サプライチェーン攻撃はますます巧妙化しています。

このガイドは、重大なセキュリティインシデントに直面した時、慌てず騒がず対応するために。
セキュリティ担当者はもちろん、経営課題として平時から取り組むべきサイバー脅威対策について、最新の攻撃事情とともに紹介します。
https://www.cybereason.co.jp/product-documents/brochure/6938/