- 2021/10/19
- セキュリティ
中堅企業にとってサイバーセキュリティソリューションとMSP(マネージドサービスプロバイダー)の組み合わせは、有効なソリューションとなる
Post by : Cybereason Japan Marketing Team
ますます多くのサイバー空間における犯罪者が、組織の規模を問わずデータ(クレジットカード情報、銀行口座情報、機密情報など)を収集し、ダークウェブを通じて簡単に販売しています。またサイバー犯罪者は、企業にとって重要なデータを人質に取ることで、身代金として巨額の金銭を要求し、企業を脅迫しています。
かつては大企業だけが直面していた脅威に、中堅企業も直面しています。事業を継続するために、多層的なセキュリティ対策を行い、大切な情報資産を保護することが不可欠です。
サイバー攻撃を防御する能力だけでなく、万が一システムやデータがハッキングされた場合、素早く対応できるソリューションと体制も必要です。これにより被害を最小限に抑え、システムを迅速に復旧させることにより、ビジネスをすぐに再開させることができます。従来のサイバーセキュリティソリューションでは、攻撃が実行される前に阻止することを重視していましたが、EDR(Endpoint Detection & Response)は、侵入されてしまった場合でもビジネスを迅速に再開させるために、攻撃を検知し、対処する侵入後対策を重視したソリューションです。
しかし、保護と侵入後対策の両方を提供するサイバーセキュリティソリューションの導入を決定した場合であっても、管理、運用に苦慮することがあります。また、セキュリティ担当の方がITの知識は豊富でもサイバーセキュリティに関する幅広い知識を持ち合わせていない場合があります。
大規模な組織に限らず多くの中堅規模の組織においても、いかにしてサイバー攻撃からビジネスを守り、どのように攻撃による被害を軽減するか考慮しつつ、事業を継続するための対策に取り組んでいます。新しいテクノロジーを採用すると同時に、増加し続けるサイバーセキュリティの脅威に対処するという絶え間のない尽力を続ける中で、運用やセキュリティ人材の課題を解決するためにマネージドサービスプロバイダー(MSP)の利用があります。MSPを利用することは、中堅企業にとって現実的でありかつ費用対効果の高いソリューションとなります。
MSPは、組織の代わりに管理、運用を代行するため、中堅企業の負荷を軽減することができます。またセキュリティの専門家が組織の環境を監視し、インシデント発生時には推奨策を提示するため、セキュリティ人材不足の課題を解消することができます。
MSPを利用すると中堅企業は、迅速かつ費用対効果の高いスケーラビリティをはじめ、高度なセキュリティ、およびIT専門家へのアクセスを確保することにより自らのIT戦略を強化できます。
「セキュリティサービスとは?」〜サイバーセキュリティ入門者向けトレーニング動画〜
シリーズ第11弾の「セキュリティサービスとは?」では、セキュリティサービスにはどのような種類があるのか、セキュリティサービスを選ぶポイントなどについて約3分で分かりやすく解説しています。
迅速かつ費用対効果の高いスケーラビリティ
テクノロジーの進化とともに自組織のインフラをセキュアにかつ最新の状態に保つことは、非常に難しくかつ高コストになっています。 しかし、その一方で、かつては大規模なIT/セキュリティ予算を有する企業だけしか利用できなかったようなテクノロジーが、今ではMSPを通じて中堅企業でも利用できるようになりました。 MSPを利用することで、中堅企業は設備投資をほとんどあるいは全く行うことなく、最新のテクノロジーをフル活用できるようになります。このように、MSPが提供する迅速かつ費用対効果の高いスケーラビリティを利用することで、中堅企業は、ビジネス目標や中核事業に集中できるようになります。
IT専門家へのアクセス
中堅企業のITやセキュリティ担当者はITの特定の分野において専門性が高かったり、他の業務を兼務されていることがあります。そのためサイバーセキュリティ対策に必要な幅広くかつ詳細な知識を持ち合わせていない場合があります。このようなセキュリティ人材に課題がある場合、MSPを活用することによって組織のセキュリティレベルを高めることができます。多くのMSPは24時間365日体制でサービスを提供し、組織の環境を監視しています。万が一セキュリティインシデントが発生した場合、MSPのセキュリティアナリストがそれに対する推奨策を提示します。適切なアドバイスを受けることによって、迅速なインシデント対応が可能になり、被害を最小限に抑えることができます。
最適なサイバーセキュリティソリューションを選択した上で、特定のMSPと提携することは、自社のビジネス資産を保護したいと考えている中堅企業にとって有効なソリューションとなります。EDRに対するMSPは弊社が提供する「Cybereason MDR サービス」のようなMDR(Managed Detection and Response、脅威監視と対応のマネージド・サービス)があります。このサービスを活用することにより、専門のセキュリティアナリストが24時間監視を行い、お客様が安心して日常業務務に専念できる環境を支援します。
【グローバル調査結果】ランサムウェア 〜ビジネスにもたらす真のコスト〜
サイバーリーズンは、ランサムウェアがビジネスに及ぼす影響に関するグローバル調査を2021年4月に実施しました。
本レポートでは、主な業種におけるランサムウェア攻撃のビジネスへの影響を把握した上で、ランサムウェア対策アプローチを改善するために活用できるデータを紹介しています。
https:https://www.cybereason.co.jp/product-documents/survey-report/6368/