- 2021/07/19
- Cybereason Inc.のリリース
サイバーリーズン、XDR分野でのグローバルリーダーシップを強化するために、クロスオーバー投資を通じて2億7500万ドルを調達
※本資料は米国時間2021年7月14日にCybereason Inc.(米国本社)が発表したリリース文の抄訳です。
運用重視のサイバー攻撃対策のリーダーであるサイバーリーズンは、本日、Liberty Strategic Capital社が主導するクロスオーバー投資(Irving Investorsが提供する追加支援、Neuberger Berman Investment Advisers LLCが顧問を務める特定のファンド、およびSoftbank Vision Fund 2*を含む)を通じて、2億7500万ドルを調達したことを発表しました。
この最新の投資ラウンドは、XDR、EDR、EPP、およびランサムウェア対策ソリューションを提供する卓越したイノベーターとしてのサイバーリーズンの立場を証明するものです。サイバーリーズンでは、今回調達した資金を、AIベースのCybereason Defense Platformに対する市場の強い需要を原動力とし、さらなる高成長を継続するために利用する予定です。今回の投資ラウンドは、Softbank Group、CRV、Spark Capital、Lockheed Martinから過去に調達した基金である3億8900万ドルに続くものです。
従来のアラート中心のモデルとは異なり、Cybereason Defense Platformは運用を重視しており、「悪意のある一連の攻撃(MalOps)」全体を検知・可視化した上でサイバー攻撃を阻止します。Cybereasonが特定するMalOpは、単なるアラートではなく、企業内で横断するすべての攻撃のコンテキストを可視化します。今日の洗練されたサイバー犯罪者はピンポイント型の攻撃ではなくあらゆる攻撃を仕掛けるため、最新の高度なランサムウェアを含む最新のサイバー攻撃に対抗するには、MalOpを特定する能力が鍵となります。攻撃者の目標は、一台のエンドポイントから組織全体へ横展開することです。攻撃者は攻撃を成功させるために組織化され、資金援助を受けており、動機付けられています。運用を重視するサイバーセキュリティのアプローチがなければ、企業や組織は、繰り返される攻撃に対して脆弱なままとなります。Cybereasonは、企業や組織においてMalOpsによって侵害される前に、悪意のあるサイバー攻撃活動全体を素早く検知し、それを明らかにした上で終息させることができます。
Liberty Strategic Capital社の創業者兼マネージングパートナーであるSteven T. Mnuchin氏は次のように述べています。「サイバーリーズンは、サイバー防衛テクノロジー分野における世界的なリーダーに急速になりつつあり、我々は、この素晴らしいイノベーターをLiberty Strategic Capitalのポートフォリオに追加できたことを、この上なく喜んでいます。サイバーリーズンは、防御、検知、対応における革新的な企業としてポジションを確立しており、Liberty Strategic Capitalは、サイバーリーズンのチームと提携できることをうれしく思います。同チームは、サイバー攻撃の危険性が高まる中、世界中の重要な情報ネットワーク、企業、政府を守るために最先端の活動を行っています。我々は、優れた製品を顧客に提供し、最高クラスの防御プラットフォームを提供するサイバーリーズンの能力を確信しています」。
サイバーリーズンは、この1年間を通じて目覚ましい成長を遂げており、次に示すように、多くの第三者機関から業界をリードするイノベーターとして認められています。
- CNBC 2021 Disruptor 50において、最も革新的な非上場のグローバル企業の第1位に選ばれました。これは、1,600社にも及ぶ候補者の中で、このリストに入ったセキュリティ企業は2社だけであり、その1社がサイバーリーズンです。
- MITRE Engenuity ATT&CK Evaluationsにおいて、テストのあらゆる面で最高のスコアを獲得しました。これには、WindowsおよびLinuxベースの脅威に対する防御を100%カバーしていることや、54種類の高度な攻撃手法に対する比類のない可視性と検知能力などが含まれています。
- ガートナー社の2021年版マジック・クアドラント:エンドポイントプラットフォーム部門で印象的なデビューを飾っており、エンドポイント保護分野におけるビジョンの完成度を示すビジョナリー・クアドラントでは最も右側に置かれています。
- 他社のソリューションが見逃していた大きなニュースとなった攻撃から顧客を保護します。これには、SolarWindsサプライチェーン攻撃、Microsoft Exchange Serverへの攻撃、およびDarkSide、REvil、Contiなどのランサムウェア攻撃グループが仕掛けた壊滅的なランサムウェア攻撃などが含まれます。
サイバーリーズンのCEO兼共同設立者であるLior Divは次のように述べています。「この1年間で、当社は世界中で急成長を遂げました。これは、意味のないアラートや人の手に頼ったソリューションでは、高度な攻撃を終息できないということを防御者が認識するようになったからです。既存のソリューションには、それが「次世代」のソリューションであっても、根本的な欠陥があります。この結果、防御者が常に攻撃者に追いつこうと必死になっているという今日の状況が生まれています。アラートを大量に生成する競合他社とは異なり、サイバーリーズンでは、防御側が悪意のあるサイバー攻撃活動を即座に阻止できるアプローチを採用しており、その結果、市場で最も包括的な防御、検知、対応ソリューションを実現しています。このような方法を通じて、当社は防御者に優位性を取り戻しています。しかし、それはまだ始まったばかりです。
Liberty社によるサイバーリーズンへの投資に関連して、Mnuchin氏がサイバーリーズン社の取締役会に参加する予定であるほか、Liberty社の上級顧問であるJoseph F. Dunford氏(退役軍人)がサイバーリーズンの諮問委員会に参加することになっています。 Dunford氏は、第19代統合参謀本部議長(2015~2019年)を務めた人物です。
また、J.P. Morgan社がサイバーリーズンの独占的募集代理人を務めるほか、Cadwalader, Wickersham & Taft LLP社が同社の法律顧問を務めます。さらに、Paul, Weiss, Rifkind, Wharton & Garrison LLPがLiberty社の法律顧問を務めます。
Cybereasonについて
Cybereasonは、エンドポイントから企業まで、そして攻撃が進むあらゆる場所にセキュリティを統合する、サイバー攻撃保護を提供するサイバーディフェンダーのリーダーです。Cybereason Defense Platformは、サイバー攻撃から企業や団体のシステムを安全かつ確実に保護するサイバー攻撃対策プラットフォームで、企業・団体内の膨大なデータをあらゆる角度から深く分析する機械学習エンジンとグラフ処理システムを構築し、提供します。次世代アンチウイルス(NGAV)や、ランサムウエア対策、悪意のあるPowerShellへの対策、EDR機能などを搭載するフルスタックの振る舞い検知型ソリューションである「Cybereason」は、これまでにない脅威を可視化し、複雑化する高度なサイバー攻撃を阻止する力をお客さまへ提供します。Liberty Strategic Capitalについて
Liberty Strategic Capital社は、ワシントンDCを拠点とする未公開株式投資会社であり、テクノロジー、金融サービス/フィンテック、および新しい形式のコンテンツなどの分野への戦略的投資に注力しています。同社は2021年に設立され、米国の元財務長官であるSteven T. Mnuchin氏により率いられています。サイバーリーズンへの投資は、サイバーセキュリティとテクノロジーの問題に関するMnuchin氏のユニークな経験に基づいています。Mnuchin氏は、財務長官として、また国家安全保障会議のメンバーとして、サイバー脅威に対する米国政府のアプローチの形成に貢献しました。これには、イラン、ロシア、北朝鮮のサイバー攻撃者や多国籍サイバー犯罪者を対象とした新たな経済制裁の設計を監督することや、ランサムウェア攻撃に対抗するために制裁当局を利用することが含まれていました。
また、Mnuchin氏は、金融サービス部門全体におけるサイバーセキュリティを担当する米国政府の公式責任者でもありました。そのような立場にあって、彼は米国の規制当局のトップや米国最大手の金融機関の最高責任者と直接連携することで、サイバーセキュリティへの備え、規制当局との調整、インシデント対応などを行っていました。
さらに、Mnuchin氏は、米国国税庁におけるテクノロジーとデータセキュリティの近代化を主導することで、国内における機密性の高い個人財務データの最大規模の単一コレクションの保護を改善しました。
なお、Mnuchin氏は、Goldman Sachs社の最高情報責任者(CIO)として、同社のグローバルな情報テクノロジー戦略および運営を担当した経験もあります。Liberty社のマネージングディレクターであるMichael D’Ambrosio氏は、米国シークレットサービスのアシスタントディレクターを務めた人物であり、サイバーセキュリティの専門家として、今回の投資において重要な役割を果たしました。また、D’Ambrosio氏は、Liberty社がサイバーリーズンに対して戦略的支援を提供する場合にも、主導的な役割を果たすことになるでしょう。